最後尾異常なし

日々の脳内思考が駄々漏れる感じで、ぼちぼち書きます。

書評:強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

 

「小さなチーム、大きな仕事」でも有名な37シグナルズから、リモートワークを奨励する内容の新刊が出ていたので読みました。

 

リモートワークの良さと注意点が、シンプルなメッセージにまとまっている。

 記載してある内容は、リモートワークをいかにして職場の文化とするかといった話なのですが、導入する場合の注意点や、導入後の従業員のケアの方法、リモートワークで仕事をする上で大事にした方がよいこと等が綴られていました。

仕事はメールとチャット、場合によってはビデオチャット等を駆使しながら進めればよいし、実際問題、家やカフェ等で仕事をしている方が、邪魔されるものが少ないので、捗るという経験は往々にしてあります。 

物理的な制約を受けにくい仕事(主にホワイトカラー)であれば、本当にどこで仕事をしてもお構いなしだなと、改めて思いますね。

 

カルチャーにするなら一気に導入?

リモートワークを進める上では、「職場の人間の大部分が一斉にやらなければ意味が無い」という記述がありましたが、限定的な制度でも、何かしらの変化はあるようなので、「いきなりはちょっと…」という場合はスモールスタートではじめてみて問題ないと思います。

(私の職場でも、一部の人を対象にした限定的なリモートワークが導入されていますが、特に問題なく仕事は進められています。)

 

オフィスで働く人もいて良いし、そうでなくても良いという、選択肢が公平かつ平等に与えられていて、個々人が選択できる環境があることで、それぞれの仕事の生産性は上がり、オフィスで抱える固定費は下がり、使用者も労働者もハッピーになれる世の中は近そうです。

 

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」

  • 作者: ジェイソン・フリード,デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン,高橋璃子
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2014/01/24
  • メディア: 単行本